二次創作を楽しむために知っておいた方が良いこと

二次創作を見て楽しむ人たちに向けて書いたマナー再確認ブログです

同人誌を買いたい! イベントで手に入れる【後半】

 

1、2はこちら→はじめに買う方法は?

前半はこちら

 ※9/18 追記したので結構長くなってしまいました


それから、当日までにサークルチェック(欲しいものリスト)をしておく方が良いです
買い忘れがあったら悲しいですし、絶対当日想定外の買い物もします(笑)。
そのため、最低限絶対に回りたいサークルさんと手に入れたい本はリストアップすることをオススメします

 

複数本があるとタイトルや価格を覚えるのも大変ですから、リストを作るときは作家さんが上げてくれる【お品書き】を参考にするといいと思います
私は時間があるときはお品書きを印刷してほしい本に〇をつけて、合計金額を書きます。時間がない時はお品書きをスクショしたりして最低限お品書きは電波がなくても開けるように準備しておきます。(今は電波がつながらなくなることもほとんどないですが念のため……)

 

小銭(500円玉と100円玉)はできるだけたくさん用意して、お会計が可能な限りぴったりになるように配慮しましょう
何度も言ってますが、あなたはお客さんではないです。なるべく作家さんの負担にならないよう、つり銭が必要ないよう気を付けるべきです
もし高額紙幣しかなく、サークル側でお釣りが用意できない場合は、本は買えません。当然です。

 

当日はどうしても欲しい本があるなら、開場時間前の出来るだけ早い時間(イベントごとに並び始めていい時間が決まっているのでそれよりも早くいくのは×)に並ぶことをおすすめします。雰囲気を楽しみたい、もしあったら買いたいくらいなら開場時間後でもいいと思います。並ぶ場所はエリアごとに分かれていることもあるので、どこに並べばいいかよく確認してください

そして地図を確認してどういうルートで回るのか最終確認をしましょう。開場してからは、走ったりせず、落ち着いてお目当てのスペース近くまで行きます。

エスカレーターに乗るときは、右を空けず並んで乗ります。その代わり、必ず前後は1段空けてください。どんなに急いでいても歩くのは厳禁です

良い例  悪い例

〇〇   〇ー

ーー   〇ー

〇〇   -〇

 

まず、お目当てのサークルさんの場所を見つけたら人が並んでるか確認します。

列がある場合は、サークルの目の前の列が最後尾ではないこともあるので、列の最後尾がどこか必ず確認してください列の切れ目が必ずしも最後尾ではないです。割り込みも絶対にダメです

列が伸びているときはできるだけ二列になります並び始めた時一列だったとしても、後ろに人が増えてきたら二列になります。周りにも声掛けしましょう。そして、他のサークルさんの前に列が伸びると邪魔になるので隙間を空けるようにします。島中で列が伸びると、他のサークルさんの目の前に列が来て、そのサークルさんで買い物したい人が買えなくなります人と話したり、立ち止まったりするときも、サークルさんの前はダメです

 

列の一番前まで行ったら、欲しいものを伝えます。1冊と2冊、聞き取りづらい場合もありますので、冊数をはっきり言うか手で数を表したりして間違いがないようにしてください

それから、年齢制限がある本の場合、サークルさんから特に聞かれなくても必ず身分証明書を見せてください。もうしつこいかもしれないですが、サークルはお店でもないですし、一般参加者はお客さんではありません。居酒屋などで年齢確認されない見た目でも、もう子供がいてもおかしくない年齢であっても関係ないです。同人イベントは怪しいと思ったら確認するのではなく、全員が胸を張って頒布したり買い物したりできるよう全員が意識するものだからです。いや、私18歳以下に見えないでしょとかそういう事ではないのです。サークルさんによっては全員に確認していない場合もありますが、聞かれなくても提示したほうが安心です。

 

並ばずに買えた場合は、サークルの目の前でお金を用意しなければいけないこともありますが、少しでも列があって並んでいるならスマホいじる前にお金用意してください。後ろの人が少しでも早く買えるように気遣ってください。

 

お財布とむき出しの免許証を片手で持って、反対の手には戦利品を抱えて……という方をよく見かけます。イベント会場はスリも多いし落としたりしたら大変なので、首からかけるタイプのポーチなどを活用してスムーズに買い物ができるように工夫するといいと思います。ちなみに私はスマホも入れられるポーチ(片面がクリアになっているもの)を使ってクリアの面に免許証、真ん中の部分に千円札と硬貨を入れて首からかけてます。戦利品は大きめのトートバッグにどんどん入れて後で整理するといいと思います。スムーズに買い物ができるように工夫することも、一般参加者である以上必須です

 

また、一つのサークルで複数の本を買う予定だった場合、完売したものがあるとお会計が変わります
もちろん、サークル側も計算を行いますが、すぐ支払いができるよう自分でも計算していおいた方がスムーズです
電卓アプリをホーム画面に入れておくなどしておくと便利だと思います

 

そして、見落としがちですが、サークル参加の方々にだけでなく周りの一般参加者にも配慮してください
例えば、最後尾札を持つとき、お品書きが待機列に回ってきた時など、声を掛け合いましょう
何度も言っていますが(何回目?)あなたはお客さんではありません。

 

それから、人気のサークルさんでは1時間以上並ぶことも普通にあります。配置が壁だろうが島中だろうが関係ないです。並ぶ時間を少しでも短くするには、買い手の配慮が不可欠です。疲れたり買えるか不安になったりすることもあると思いますが、並ぶ時間が長いとか、並んだのに買えなかったとかそういうことをサークルさんに文句を言うのも間違ってます。買えた人もたくさんいるんです。あなたが買えなかったのは作家さんのせいではありません。当日の対応に思うところがあったとしても、サークルさんはプロじゃないので限界があります。売り子って想像以上に大変です。

 

最後にサークルチケットについて
夏の大型イベント直後にTwitterで目を疑うような呟きを見かけました。
【一般じゃ不利だから、次はサークルチケットを手に入れよう、と言っている人を見かけた】という内容です。
その発言をした人は、サークルチケットを【お金を払うと入場時に有利になる】というものと勘違いしていたらしいのですが、そうではありません

 

サークルチケットは、サークル参加する人(同人誌を出す人)が設営のために早く入ることができるチケットです買い物の時に有利になるものではありません
サークルチケットを他人から買ったりもらったり(売り子として手伝う場合を除く)、ましてやチケット欲しさに本を出す予定もない架空のサークルで申し込みすることも許されません

チケットの転売などがあるようですが、そういう事が続くとイベントの規制が過度に厳しくなる原因にもなりますし、ダミーサークルの申し込みは本当に本を出すために参加しているサークルが落選する確率を上げることにもなります。ダミーで申し込んだせいで買いたい本のサークルが落選したら本当に笑えませんよ

 

長々と書いて更にイベント参加のハードルが高くなったように感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、イベントは本当に楽しいです。
長時間並んで辛い思いもするけど、それ以上のわくわく感と達成感があります。
全然知らなかった作家さんの作品と巡り合うかもしれません。
ちょっとでも興味があればぜひ参加してみてください。


*まとめ*

 

・イベントに行く場合は事前のチェックや準備が重要
・差入れは作家さんに負担にならない範囲で配慮する
・サークルチケットは本を出す人、手伝う人以外、所持が許されるものではない

 

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